リンパについて正しい理解
こんにちは!!
恵比寿すこやか鍼灸整骨院の渡部です!
今回は、『リンパについて正しい理解』についてお伝えします。
youtubeでも解説しております(^^)

リンパとは、体の中にあるリンパ管、リンパ節、リンパ液をまとめてリンパと呼んでいます。
リンパは体の中で免疫や排泄という仕事を行っております。
血管を流れる血液が回収仕切れなかった水分や老廃物を回収するのもリンパ管の役割です。
今回一番伝えたいのは・・・
よくテレビや雑誌に出てくる【リンパが詰まっている】という表現が正しくない!!ということです。
実際リンパが詰まることもあります。
ですがそれは、重大な病気です。
続発性リンパ水腫という病気と戦っている方ももいらっしゃいますし、リンパが詰るなんて簡単に言わない方がいいと考えています。
私たち施術者は、医学的に正しい知識で患者さんと会話をする必要があります。
また、リンパについてのもうひとつの誤解は、
『リンパが詰まってると押されたら痛い』ということです。
深部リンパなど体の深いところにあるリンパ節は、押されると筋肉が近くにあるので筋肉が痛みます。
そして施術することによって筋肉の緊張が取れて、押しても痛くなくなるというのがメカニズムです。
したがって『詰まったリンパが解放されて流れるようになったから痛くなくなった』というわけではありません。
では、どんな言い方が正しいのかと言うと
【リンパの流れが悪くなってる】と言うのが正しい言い方だと考えます。
リンパの流れが悪くなる原因は2つあります。
1つ目は、運搬能力が非常に低い事です。
血液と違って心臓のようなエンジンがないために、筋肉の動きや血液の流れに依存しています。
なので血液に比べると運搬能力が低いです。
そして2つ目は、運搬速度が遅いです。
血液が体を1周するのに個人差はあるにしろ約50秒かかるのに対して、リンパは1周するのに約12時間もかかります。
めちゃくちゃ遅いです。
この2つの原因からリンパの流れが悪くなりやすいのです。
ですが、対策もあります!
お風呂に入るというのがとても効果的です!
お風呂に入って水圧を加えてあげる事が重要なのです。
特に下半身は重力の影響もあってリンパの流れが悪くなりやすいです。
ゆっくり半身浴をして、水圧を加え下半身のリンパの流れを促してあげるのがとっても良い方法だと考えます。
でも、昼間など風呂に入れない時はどうしたらいいの??
そんな時にオススメのマッサージもご紹介します。
①手で輪っかを作って手首に当てます
②手首から肘〜肩に向けてなるべく輪っかの大きさを変えないようになぞっていきます
これを片腕10回づつやりましょう!
そして足は
①両手で輪っかを作って足首に当てます
②足首からふくらはぎ〜膝〜太ももという順番になぞります
これを片脚10回づつやりましょう!
両腕両脚で40回です!
直接肌に行ってもいいですし、クレームをつけてやると摩擦が少なくなってとてもやりやすいです!
そして、注意点はお顔です!!!
お顔のマッサージを上から下に触る事が多いと思います。
確かにお顔のリンパは、顔から心臓に向かっていますが、触っているのが皮膚や筋膜である以上、上から下になぞると顔のたるみの原因になります。
なのでお顔は上から下には触らないようにして下さい。
正しい知識とやり方で、リンパの流れを促して行きましょう(^^)
恵比寿すこやか鍼灸整骨院
渡部